北海道/札幌で定期開催しているサークル型メンタル自助グループです!

札幌、旭川で定期開催をしている「札幌メンタル自助交流会」です。ストレス、生きづらさ、悩み、うつ病、発達障害(グレーゾーン含む)、依存症、ひきこもり、PTSD、AC、摂食障害、不安障害などサークル形式で参加が出来る自助グループ(コミュニティ)です。

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札幌メンタル自助交流会vol.51を開催しました!

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≪開催情報≫
・場所:札幌エルプラザ
・時間:18時30分から20時00分+20時30分までフリートーク
・参加:11名(司会を含む)

司会を務めさせていただきました、うちうみと申します。
今回はどのような回だったかというと、「メンタルの悩みとしては括りきれない、人生にまつわる深い話ができた回」だったと思います。

---以下にその内容を記載します。---

(1)小学校・中学校時代の人間関係について

これは、小学校・中学校時代の人間関係について、正解があるか否かを問うものです。
これに関して、子どもと親で分けて考えてみることにしました。
子どもは「必要なときに誰かに助けを求めることができること」、親は「子どもの自己肯定感が育まれるようなサポートをすること」がそれぞれ求められると思います。
子どもと親では、生きている時代も違えば、フィールドも異なります。逆に、子どもから教わる場面もあってもいいのではないでしょうか。「僕が子どもの頃は~という考えだったんだけれど、今はどうなの?」といった具合です。

(2)学生時代に友達はいた方がいいか否かについて

友達の必要性については、時代背景や子どもの価値観も影響しそうです。親に考えがある場合は、子どもとの対話が必要になると思います。
でも、そこで答えを見いだすというよりは、子どもの今の姿そのものが、その子どもにとっての一番の正解なんだと思います。

(3)過干渉な親に起因する愛着の問題について

親以外の人びとと関わる機会が大事になりそうです。一方、親と距離を置こうと思っても、物理的にはうまく行っても、心理的には相当難しいですよね(血縁ですものね)。
でも、毎日親に無理をして笑顔を見せるくらいなら、5年や10年に一回でもいいので、親に自然な、満面の笑みを見せた方が、親は喜ぶと思います。

(4)間違いに対する恐れについて

何かを間違ったら凹みますし、それを見ている人たちに笑われたら、傷つきますよね。これも深いです。
でも、今度はわざと間違って、見ている人たちをわざと笑わせちゃってください。ルールやノウハウ、知識は必要な分だけ、後から身につけても遅くはないです。

(5)新しい何かを始めることについて

生きる力や張り合いのある生活に繋がる、重要なヒントとなりそうです。
そこで、参加者の方々に「最近始めた事」を聞いてみたところ、喫茶店通いや勉強、居場所づくりに係るものなどが挙がっていました

(6)言いたい事はどこで言っているかについて

某つぶやくSNSで吐き出すのがいいらしい!

(7)抗うつ薬の離脱症状について

認知行動療法やマインドフルネスといった心理療法、ご自身での知識の習得、体調管理等が功を奏して、いざ処方がなくなったとき、離脱症状により、めまいやしびれなどに見舞われるということがあるようです。これはつらいです。
状態によっては医師へ相談することとなりそうですが、ここでは、離脱症状の存在について共有しておきたく存じます。
これから快方へ向かっていく方々は特に、このような離脱症状に見舞われることがあるかもしれないので、注意が必要です。

(8)悪夢について

処方によっては悪夢が生じやすいとのことでした。今までにこのような悪夢に苛まれたご経験のある参加者も少なくないようです。これもつらいです。
また、悪夢に同じ(自分にとってイヤな)人物が出てきている場合、トラウマの可能性もあります。そんなときは、サイコドラマです!心理劇というらしいです。ぜひお試しください

(9)診察を受ける勇気が湧かないことについて

診察や診断は、仕事や生活、人生に困ってからでもいいような気がしています。

(10)障がいを持っている人がケースワーカーを名乗っていいのかについて

名乗りましょう。ただしコツがあります。以下について考えてみます。

①障がいを持っている人がケースワーカーであった。
②ケースワーカーが実は障がいを持っていた。

多分、心に引っかかっているのは①のニュアンスだと思います。先頭に障がいというワードが来ているからです(初頭効果の概念です)。
でも、②にしてみてください。意味はほぼ同じなのに、なぜか②の方が響きがよくなっているんですね。これは、②では初頭にケースワーカーが来ていることと、②には「実は」があるからなんです。
「この人、凄く頑張っている、尊敬できて、凄くいい人だ」という凄くイメージの良い人が、かなり後から(1年後など)、「実は障がいと向き合っている人なんだ」ということが分かった場合、人って、その人に対して、凄く共感できるものだと思うんですよ。
だから、②のようになるためには、障がいの事は、必要な人以外には基本的に打ち明けなくてもいいと思います。
そして、自分が悩んで苦しんだ経験は、確実にケースワーカーとしての資質を育んでいます。福祉関連の職歴や資格等を持つ参加者の方々も少なくないので、ぜひ業種間の情報交換という意味においても、当会を活用していただきたく存じます(社会資源の概念です!)。

(11)当会に参加したきっかけについて

「自己客観視できる機会だと思ったから」「他の参加者さんが親身になって話を聞いてくれるから」などの声がありました。

(12)ペットロスについて

これも深いですね。ペットに関する話題は、フリートークの時間で盛り上がっていました。
他の飼い主さんが飼いきれなくなった色々な生きものを引きとって飼っていたらしく、その優しさや行動力的なものは、当会のなかでも十分に発揮されていると思います!
今後ともペットとの思い出話など、沢山聞かせてくださいね^^

(13)人と話す仕事をしているものの、自分の事を話す機会がないことについて

話を聞くのが日常となってしまうと、なかなか自分の事を話す機会がなかったり、そもそも相手がいなかったりってこと、ありますよね。
これは、ヒト自体が友達ができにくい生きものであることと関係があるような気がしています。以下、持論です。
確かに、自分の事を分かってくれる人がいれば満たされるだろうし、心は豊かになるのかもしれません。
でも、例えどんなに信頼の置ける人であっても、自分の事で知ってほしくない部分って必ずあるものだと思いますし(人に言えない過去とか)、プライドとして、「そう簡単に自分の全てを知られてたまるか」という想いも何処かにあるものだと思います。
ということは、「誰を心の友とするかはその人が自由に決めればいい」ということであって、話を戻すと、「自分の事を話す相手も(機会も)その人が自由に選んでいい」ということなのだと思います

そんな機会が、当会であれば誠に光栄に想います。


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主催代表より


本日のメンタル交流会(自助会)は、うちうみさんが2回目となるファシリテート(司会)ということで私(代表)は補助ではなく完全たる参加者の一人として参加をしてきました!

…と言いつつも、まずは主催者目線から書きたくなりますが、参加をされた皆さんの協力意識があって自助会レベルとしては相当に意識の高い中で真面目さと楽しさを使い分けた自助交流会でした。これは是非その道の有識者にも公平な観点を条件にお見せしたいと思ったほどです。

そして参加者視点で個人的に今日気づいたことは「良い意味」で平等かつ対等な集まりだったことです!これはあるようで中々無かったりもしますね。

会に居ると「こういう風に自分の考えを発言して良いのだろうか?決めつけた様な回答をしていいのだろうか?」という風に、言うべきか言わないべきか、どのように言うべきかの適切な状況判断に迫られることが頻繁にあります。

ファシリテートのベテランだったり、常連参加者になっていくと発信力が増して(慣れて)会の中でのパワーバランスが傾くことは自助会に限らず人が集まる場の中では自然な「あるある」にもなりますが、今回の当自助会に全くそれらしきパワーバランスが「良い意味」で無かったことに私は気が付きました!

それがあれば良いとか、あると悪いとか、そういう問題ではないのですが、要は会の中での発信力を持つ側(特にファシリテーター)がどのようにそれを使うのか(配慮、考慮、見極め)によって当交流会の中身も決まっていくということを今回は参加者という立場から見ることによって感じるものがありました!

そういう観点で今回のファシリテートを務めてくれたウチウミさんはじめ、ともこさん、もちづきさんは自然とパワーバランスまでも考慮をして会を作ってくれていますので、
特に初めて参加をするという方にとっても自助効果を含む満足度(と言っていいのでしょうか)は高くなりやすいと改めて私は確信をしています!

普段は司会をしているから尚更に参加者という立場で見てみることで「学びやすいもの+気づきやすいもの」があるのだなとわかったことも収穫になった今回の交流会でした!

そして上記にある、うちうみさん本人のレポを読んでいただければわかりますが、ファシリテーターを通した本人からの気概と
趣深さが良く伝わっていただけるかと思います!

本人からも「今回の回を振り返り、司会としての腕を磨いた上で11月の華金に戻ってきます!」という心強い言葉も報告を通して頂いています!

初めての方、久しぶりの方、昨日参加された方も各々のタイミングで何時でもご参加ください!

参加された皆さん、司会を務めたうちうみさん、お疲れ様でした!ありがとうございます!
2024年10月19日 10:23

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