北海道/札幌で定期開催しているサークル型メンタル自助グループです!

札幌で定期開催をしている「札幌メンタル自助交流会」です。ストレス、生きづらさ、悩み相談、うつ病、発達障害(グレーゾーン含む)、依存症、ひきこもり、PTSD、AC、摂食障害、不安障害などサークル形式で参加が出来る自助グループ(コミュニティ)です。

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札幌メンタル自助交流会vol.66を開催しました!

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本日(2月28日)の参加者は、11名(司会者を含む。)でした。

6回目のファシリテーターを務めました「うちうみ」と申します。

---以下、本日のお話です。---

1.メンタル不調に起因する休職について、上司に「なるべく早く復職してほしい」と言われている。

これは、誰もが焦りや不安を覚えやすいところではないかと思います。一方、交流会でのお話の中にありましたように、上司と面談できたことは大きな一歩であり、自信を持っていいのではないかと思います。

2.生活習慣が整わず、午前中に起床するのが難しい。

もしかすると、寝溜めの時期ではないでしょうか。多分、前日にいくら早く寝ても、翌日に目が覚める時間帯は、そんなに変わらないような気がします(体験談より。)。冬も残り短いので、存分に冬眠してほしいところであります。

3.仕事で上司や先輩、同僚に言われた事の理解(飲み込み)がよろしくなく、どうにかしたい。

デスクにあるパソコンに「決裁後の書類は〇〇へ」など付箋を貼って、備忘に努めているということで、向上心や努力が伝わってくるお話でした。みんな同じく日本語を使っている筈なのに、日本語の使い方や、解釈の仕方は人それぞれです。なので、業務ごとに「自分の言葉で、自分用のマニュアルを作っておくこと」が肝要ではないかと思います。

4.上司に「さっき言ったばかりなのになんで分かんないの?」と言われる。

その上司にお答えします。『答えは1つしかないじゃないですか。分からないからです』。(解決法)(a)その仕事で何が分からないのかさえも分かっていないパターンもあるので、そのときは分かる人に見てもらうしかないです。(b)その仕事で何が分からないか分かっているパターンであれば、調べてみるという手もありです。(c)これが一番重要なのですが、交流会でのお話の中にありましたように、終わったら分かる人にダブルチェックを依頼するのがいいと思います。

5.事業所の管理者として、利用者の方々に契約内容を説明できるか、質問に答えられるか、不安である。

説明に関しては、先代の管理者さんに頼ることがとても大事だと思います。それから、万が一、絶対に答えられない質問が飛んできた場合には、回答までに数日を要する旨を伝えるのが第一と考えます。加えて、場合によっては、その質問の意図を汲み取る必要があるのかもしれません(相談に繋がる場合があるため。)。

6.今の職場は年配の方が多く、普段、会話をするのもそのような世代の方々のため、同年代や若い世代と話すのが苦手である。

そのような中で、この度、交流会に参加してくださってよかったと思っています。これが、当該苦手意識に係る何らかのきっかけになれば幸いです。

7.職場の外国人労働者に対して、指差しでモノを教える若い世代の従業員に対して、強い怒りを覚えることがある。

組織や人の思考・行動の特性について、「特定の世代の傾向」として捉えるのか、「特定の個人の特徴」として捉えるのか、心理学でラベリング理論ともいうのですが、これらの二種類の観点を意識するだけで、人の見え方は変わると思います。また、アンガーマネジメントによると、怒りの感情は「二次感情」といわれています。これは、怒りの感情(二次感情)は、不安や悲しみ、辛さなどといった感情(一次感情)に起因して生じていることを示唆しているものです。なので、この交流会では是非とも、ご自分の気持ちについて話してみて、不安等が和らいでいく体験を積み重ねていってほしいなと思っています。

8.同じ人との人付き合いが長続きしない。

自分のためにならないのであれば、それは問題ないと思います。そのような人と過ごす時間をなくしていけば、今後は、自分のためになる人と過ごせる時間が増えていくと考えられます。先日、これと似たようなお話がありましたので、ここで共有しておきたく存じます。

9.障がい者雇用か、一般雇用か。

障がい者雇用では疾患等をオープンにでき、一般雇用では相対的な高賃金や出世は見込めるというお話でした。就労移行支援事業所に通いながら就活している場合、事業所は障がい者雇用を勧める傾向にあるので、もし障がい者雇用で働くのであれば、その事業所に通っているときがチャンスかもしれません。

10.パニック障害について。

パニック障害には、数十分以上の激しいめまいや痙攣、過呼吸などといった身体症状があり、日常生活に著しく支障を来します(かくいう私も、パニック障害でした。)。パニック障害は、うつ症状として括られたり、診断が付くまでに期間を要したりなどと、その症状が非常に重たいにも関わらず、診断が付きにくかったり、その辛さがなかなか世間に分かってもらえなかったりなどと、存在が小さく、認知度が低いです。なので、パニック障害の事は、個人的に詳しく取り上げてもいいような気がしており、啓発の方もしていきたいと考えております。

11.事実でないことを言って仕事を休んだ。

いいと思います。「胃の調子が悪い」「熱っぽい」「財布がどっか行った」など、いくつか仕事を休む用のフレーズを用意しておくと、安心すると思います。

12.週5日、仕事に通える(仕事ができる)コツを知りたい。

交流会の中では「仕事をした自分へのご褒美を設定する」「時間有休を使って早く帰る」などが挙がりました。いずれも、とっても大事ですね!

13.(算数)週5日働く。

働く日数の割合=働く日数÷1週間の日数。5日を7日で割ったら、0.71になります。つまり、週5日働く場合、人は1週間あるうちの71%もの日数を働くわけです。休みの日の割合=1-0.71=0.29。つまり、週5日働く場合、人は1週間あるうちの29%しか休めません。ということは、人が週5日働けるかどうかは、この29%しかない休みの日をいかに上手に過ごすかにかかっているのだと思います。

14.息子さんに交流会を勧めてくれた。

令和5年度介護福祉士試験にも出題されていたように、セルフヘルプグループ(自助グループ)の存在は、昨今、社会に広まりつつあるようです。そして、この度、福祉業界に精通するお母さまが息子さんに「自分の気持ちを話して、分かってもらえる場所が必要」ということで、交流会を勧めてくれました。本日の限られた時間のなかで、お母さまが息子さんの事を純粋に応援している気持ちがひしひしと伝わってきて、私は、とても心が温まりました。私たちも、一丸となって息子さんの事を応援して参りますので、今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

---以上です。---
2025年03月01日 16:21

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