札幌メンタル自助交流会vol.87を開催しました!

87回目となるメンタル交流会(自助会)を札幌エルプラザにて開催しました!
本日は司会(主催代表)を含む9名での開催となり、初めての方&久しぶりの方も多数ご参加いただきました!
【双極性障害っぽいと知人に言われたこと】
→実は私(代表)も最近「自分が本当に大丈夫なのか?」と自分の状況判断に対して思うことがありました。
自分の一時的な感情とか本当に後先を考えてこれで良いんだろうか?と何度も自分に問い詰めましたが結果としては良かった判断だったのではないかな?と今は思っています。
何故ならそこに自分の“納得”を発見出来たからで、例えその時の感情が不安定だったり自信がなくても「あの時の状況判断は自分なりのベストだった」と自然と納得が出来たなら今の自分が少し安心できます。
そこから思うに日頃の生活からシッカリと自分の足元を見つめて地に足を付けた生活を送ることの大切さと、物事の成否も大切だけれど、それと同じくらいに自分が納得できるかどうかが大事だなと。
例えば真剣勝負でも勝っても内容に納得できなかったらシックリきませんし、負けても内容に納得できるなら後悔なく受け止められると思います。
自分の心の本当の声を見極めて、たとえ揺れたとしても「自分で選んだことなら納得できる覚悟」を持つ勇気は時に必要だなと思いました。私たちは大人なのだから。
【向いていないと思ったので転職しようかなという悩み】
→職場の中で精神的に追い込まれたり嫌でしょうがない問題等がある場合は考え物ですが「向いていない」という感覚のみで早急に決断をするのは少しもったいないのではと思います。
新しい環境での最初の数か月というのは誰でも不安や緊張がありますし、その状況の中でどれだけ努力や工夫(適応する努力、会社との相談や話し合い等)が出来るかも大事だと思います。
私も週1回ですがスポーツ教室の参加者に対して身体動作等を教えるライフワークが今年から出来ましたが、参加者さんの性質も本当にそれぞれなので教え方はもちろん教える順番等もメチャクチャ意識しています。
例えば「最初の飲み込みは少し遅れるけれど、この段階になってからこそ一気に伸びてくるタイプ」という参加者も確実に存在しています。
だから、一気に伸びてくる段階の前に練習自体を嫌いにさせないように熱心かつ楽しく教えて、練習を好きになってもらうことというのもメチャクチャ意識しています。
だから「今は向いてないかも」と感じるその時期にこそ本当は自分の伸びしろを育てるチャンスでもあると思います。
短期間で焦らず腐らず少しだけ粘ってみる…その先に思いがけない景色が広がっていることもあるかもしれませんし、無いかもしれませんしが、それは自分にはわかりにくいことだと思います。
石の上にも3年とまでは言いませんが、1年ないし半年間位を目標にあの手この手の努力と工夫をして粘ってみることも次に繋がるのではないかと思います。
【普通を演じなければいけない未来の不安】
→「普通であらねばならない」というプレッシャーや不安を抱えてる方の参加者層は当自助会でも大変多いのではと感じています。
私も昔、婚活業界に携わっていた経験があったのでわかるのですが、よくあるのが「どういう人が良いのですか?」という問いに「普通の人が良い!」というやりとりが本当によくあります。
実はその「普通」という言葉は便利なようでいて、とても曖昧で人によって基準が結構違っていたりします。
そんな婚活業界の中にも、やはり“売れ線”というのは確実に存在していて、例えばですが「見た目、雰囲気、ステータス、話し方から話の内容まで」もが細かく厳しく吟味されています。
社会の中でも、その“曖昧な普通”に自分を無理やり合わせてしまう場面が少なくありません。
そこで大事になるのは自分が所属する環境(主に職場、職業選択)と共通した一定レベルの社会性なんだと思います。
私はよく思います、47都道府県ある内の北海道札幌市に住んでいて、でも本当は自分がもっと幸せになれる相性が合う地域が同じ国内にもあるんだろうな、と。
同じ札幌市内の中だけでも自分が身を置くエリアによって幸福度は多少は左右されるんだろうな、と。それくらい身を置く環境って大事だと思うんです。
素に近い、必要以上に無理をしなくても良い社会環境に恵まれることも大事ですし、そのために素の自分の標準レベル(ここでいう社会性)を上げることも必須だと思います。
「自分にとっての快適さ」や「無理のない暮らし方」も大切にできる社会や人間関係が増えていくことも幸せの形なのかなとも自助会が終わって考えました。
私も無理せず自然体でいられる場所を、これからも少しずつ探していきたいし、時に作っていきたいとも思いました。
【復職することへの不安&家族には本音を言えるが他者には中々言えない】
→私も過去に10か月ほど仕事が出来なくなってしまって、そんな時に思ったことは「また過去の働いていた時の自分に戻れるのか??」という不安でした。
そして戻れるものなら戻ってみたいと心から思いました。
結論から言えば色々な過程を通して戻ることが出来たのですが、その経験を通してわかったことは「今ある環境は決して当たり前ではない」ということです。
だから今は仕事が少し面倒くさかったりしたときは「自分がやりたい仕事が出来る喜びと感謝」を思い出すようにして今を頑張らなきゃいけないということです。
そして何より当時の自分が抱えていた不安や葛藤があったからこそ、今の「働ける日常」がどれだけ尊くてありがたいものかを実感できます。
また、家族には本音を話せても他者に対してはどこか壁を作ってしまう、、、でもそれは自分を守るための無意識の境界線でもあるのかもしれません。
こればかりは縁なのかもしれませんが、少しずつでも「安心して話せる人」が増えていけばいいなと思いますし、私もそんな人が100人くらい欲しいです。
【うつ病の原因は自分の“もっとがんばらなきゃと追い込む性格”という自己分析】
→もっと頑張りたい、頑張らなきゃいけない、まだ足りない、もっと納得したい…というのは良いか悪いか私もよく思う感情なので共感しました。
どうしたらもっと気合が入るのか?どうしたら自分の限界を突破できるのか?自分一人だけでの限界突破目標に対する限界を感じることもあるので、最近では自分を追い込むために護摩行や滝行を体験出来るところを調べていたところです。
でも、そうやって自分を追い込むだけでは結局どこかで心も体もついていかなくなってしまうのも頭ではわかっています。
どこまでが“向上心”で、どこからが“自分を壊す頑張り”なのか…その境界線がとても曖昧で見えにくいから自分でも気づかないうちに自覚以上の無理をしてしまうこともあるのかなと思いました。
自分を鼓舞するために何かに挑戦(護摩行や滝行)するのも良いけれど、それと同じくらい何もしないで休む勇気や程よく力を抜くバランス感覚も自分を守る上で必要なんだろうなとも何となく頭ではわかります。
やはり自分のキャパというものが存在するので、時に上手く休むことや力を抜くことも大事なのだと、そんなことを思いました。
【一般就労を考え出したのでオープンまたはクローズでのメリットデメリットを知りたい】
→一般就労において「オープン(障害を開示する)」か「クローズ(開示しない)」かは会でも定期的に出てくる話題あるあるです。
今回出てきた意見共有の中には「まずオープン(開示する)で働いてみてからクローズ(開示しない)」に移行してみるのも一つの手だという声もありました。
自分がどんな働き方を望むのか、どんな職場環境であれば安心できるのかをじっくり考えて納得する選択をすることが大切だと感じました。
オープンにしろクローズにしろ想像や情報収集だけではなく“実際に行ってみないとわからない”ことも多数あるとも思います。
ぜひぜひ、オープン就労経験やクローズ就労経験の身を持って感じた当事者の体験談というのも会としてもたくさん欲しいところです。
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本日の自助会が終わった後、真っすぐ家には帰らず暫くドライブをして、牛丼を食べて、それから帰ってレポを書いたらすっかり遅くなりました。
とても考えさせられる内容の濃い自助会でしたので、それを振り返りながら、その内容の少しだけでも具現的に会と自分自身に対して応用して活かしたいと思った本日の自助会でした。
真面目過ぎるくらい真面目で濃厚な時間だったと思いますが、私も気合を入れ直す良い時間になりましたので、ここからまた一緒に頑張っていきましょう!
参加された皆さん、本日はどうもありがとうございました。