北海道/札幌で定期開催しているサークル型メンタル自助グループです!

札幌で定期開催をしている「札幌メンタル自助交流会」です。ストレス、生きづらさ、悩み相談、うつ病、発達障害(グレーゾーン含む)、依存症、ひきこもり、PTSD、AC、摂食障害、不安障害などサークル形式で参加が出来る自助グループ(コミュニティ)です。

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札幌メンタル自助交流会vol.90を開催しました!

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90回目となるメンタル自助交流会を札幌エルプラザにて開催しました!

本日は司会(主催代表)含む8名での開催となり、人の生死に関わる話など、とても深いテーマも多く語られました。

 

自助会という世界から各々の日常に戻ると忘れがちな「自分の命をどう大切にするか」「生きる意味をどう見つけるか」というテーマを、それぞれが持ち帰れるような会になったと感じていますので、本当に今日の会を開いて良かったなと感じています!
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【本日の話題キーワード】

 

●職場でのアクシデントの原因が自分にあったかもしれないし無いかもしれないという不確定要素な不安を抱えながら過ごしている
 

→相談者さんは記憶に自信がないため、もしかしたら自分が職場でのアクシデントを作ったのではないかという不安を抱えながら過ごしているという話でした。

原因が自分かどうか定かではないまま不安を抱えながら日常を過ごすのもしんどいのは私もよくわかります。
今抱えている不安に対する対処法として信頼できる知人等に対して自分の今の状態を共有すること、などが挙げられました。
また相談者さん自身もプライベートを楽しめる場に行ったこと、本日の自助会でも不安を共有をしてみたりと、前向きに自分を大切にしている印象でした。
また職場での心構えとしてはミスをしない仕組みづくり(今回の場合は事実を写真に撮る)をすることで万が一のミス防止を徹底していくという結論も出ました。

●持病に関する受け止め方と今後について&家族に対する想い

 

→病気や体調のことは自分自身の問題であると同時に、家族との関係や日々の生活とも深く結びついていくため、とても繊細なテーマです。

だからこそ、より一段と参加者の方々も真剣に耳を傾け、その言葉を受け止め合う時間は場全体に静かな緊張感と深い意味をもたらしていました。
「人生の限られた時間をどう生きるか」「自分の使命、やれることとは何か」「家族や大切な人との接し方」というテーマを一緒に考える時間にもなったのではないでしょうか。
人生の中で経験した良いことも悪いことも、それを今後どのような形で活かしていくかが大切だと私はよく思います。
相談者さんの場合も今後の道筋が通っていることもよくわかりましたので、僭越ながら全うして欲しいと願いつつ、また何時でもご参加頂ければ嬉しいと思います。

●皆さんにとってのストレス解消法などを伺いたいという相談

→ストレスの感じ方や対処法は人それぞれ異なりますが、だからこそ多様な方法を聞けるのは大きな学びになります。

ストレスの根本要因そのものを直ぐに無くすことは難しいかもしれませんが、それをどう調整していくかが大切だと思います。

今回のシェアをきっかけに、参加者一人ひとりが「自分に合ったリフレッシュの仕方」をもう一度見直し、取り入れていけると良いのではないかと感じました。

 

●うつ状態と診断されたが今も現場仕事をしておりメンタル的にもキツいという相談

 

→皆さんと一緒に考え、話をしていく中で根本の原因がハッキリしたため、そのための対処法へと話が進展していきました。

仕事を続ける中で「何が自分を一番苦しめているのか」を明確にする時に、実はその問題の根底が職場そのものではないという話でもありました。

今回のように自助会の中で言葉にしていくことで、少しずつ根本要因の正体が見えてくる場合があります。

その上で「では具体的にどうしたら良いか」という現実的な工夫や行動のアイデアを共有できたのは、とても有意義だったと思います。

万が一の際は私(主催代表)も専門機関に付き添いくらいなら出来ますので、その際は最後の選択肢としてご考慮ください。

 

●誤解をされやすいという話

→見た目や雰囲気で人となりの判断(今回は悪い意味で)をされるので、どうすればいいか?という話も出てきました。

しかしそれは本当に悪い意味なのか?という声も出てきており、物の見方次第では色々な見方があるという声も出てきました。
私が思うに、自己理解を通した応用が大事だと思っており、誤解を「ただのマイナス」として捉えるのではなく自分をどう表現していくかのヒントにすることもできるのではないかと感じます。
不本意な誤解で傷つくことやムカつくことも少なくありませんが、そのときに「なぜそう見られたのか」を考えることで自分の振る舞いや表情、言葉の選び方に新しい視点を得られることもあります。
それは「自分を偽る」ということではなく「本来の自分をどう伝えるか」という工夫につながるのですが、適材適所で無理をしない環境設定も同じくらいに大事だと私は思います。

 

●B型事業所への通所やイベント等を通して対人関係の練習をしている報告

 

→対人コミュニケーションとスポーツ競技は似ているという声があり、共にアウトプットが出来る「練習相手」が居て上達するという共通法則があります。

裏を返せば、共に実践に繋がる練習相手が居なければ、何時までも上達がしにくいということです。
一人で頭の中でイメージトレーニングをしたり、テキストで知識を学んだりすることも大切ですが、実際に人と関わる場に出て初めて気づけることがあります。

相手の反応を受けて戸惑ったり、思った通りに伝わらなかったりする経験は失敗のように見えても一番貴重な生きた経験だと私は思います。

スポーツでも負けるのが怖い、コミュニケーションでも拒絶されたりするのが怖い、でもそれは「次につながる練習の一部」として受け止めることが大事だと思います。

B型事業所やイベントでの経験は「通所」や「参加」にとどまらず、自分の人間関係の筋力を育てる実践の場そのものなんだと思います。

 

●退職をして1か月、毎日やる気がない(うつ状態)という相談

 

→これは自助会の性質上、多くの方が共感するテーマだったと思います。

「休むことに意味がある」という声も出ており、生活のリズムを少しずつ整えたり、散歩や読書のような小さな行動から始めることで次の一歩につながるエネルギーが自然と蓄えられるという声がありました。

それをするための方法としてリワークセンターを活用するのもありだという声も。
今ある自分の状態を否定するのではなく、そういう時期も自然に訪れるものと受け止め、焦らずに過ごすことの大切さを改めて感じました。

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本日は上記の話題が中心となった自助会となりました!

 

今回も多様なテーマを共有し合うことで、それぞれが自分自身を振り返る時間になったと感じます。


これからも安心して本音で語り合える場を大切にしながら、一緒に歩んでいければと思います。

 

参加された皆さんありがとうございました!

2025年09月28日 01:04