北海道/札幌で定期開催しているサークル型メンタル自助グループです!

札幌で定期開催をしている「札幌メンタル自助交流会」です。ストレス、生きづらさ、悩み相談、うつ病、発達障害(グレーゾーン含む)、依存症、ひきこもり、PTSD、AC、摂食障害、不安障害などサークル形式で参加が出来る自助グループ(コミュニティ)です。

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札幌メンタル自助交流会vol.90を開催しました!

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90回目となるメンタル自助交流会を札幌エルプラザにて開催しました!

本日は司会(主催代表)含む8名での開催となり、人の生死に関わる話など、とても深いテーマも多く語られました。

 

自助会という世界から各々の日常に戻ると忘れがちな「自分の命をどう大切にするか」「生きる意味をどう見つけるか」というテーマを、それぞれが持ち帰れるような会になったと感じていますので、本当に今日の会を開いて良かったなと感じています!
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【本日の話題キーワード】

 

●職場でのアクシデントの原因が自分にあったかもしれないし無いかもしれないという不確定要素な不安を抱えながら過ごしている
 

→相談者さんは記憶に自信がないため、もしかしたら自分が職場でのアクシデントを作ったのではないかという不安を抱えながら過ごしているという話でした。

原因が自分かどうか定かではないまま不安を抱えながら日常を過ごすのもしんどいのは私もよくわかります。
今抱えている不安に対する対処法として信頼できる知人等に対して自分の今の状態を共有すること、などが挙げられました。
また相談者さん自身もプライベートを楽しめる場に行ったこと、本日の自助会でも不安を共有をしてみたりと、前向きに自分を大切にしている印象でした。
また職場での心構えとしてはミスをしない仕組みづくり(今回の場合は事実を写真に撮る)をすることで万が一のミス防止を徹底していくという結論も出ました。

●持病に関する受け止め方と今後について&家族に対する想い

 

→病気や体調のことは自分自身の問題であると同時に、家族との関係や日々の生活とも深く結びついていくため、とても繊細なテーマです。

だからこそ、より一段と参加者の方々も真剣に耳を傾け、その言葉を受け止め合う時間は場全体に静かな緊張感と深い意味をもたらしていました。
「人生の限られた時間をどう生きるか」「自分の使命、やれることとは何か」「家族や大切な人との接し方」というテーマを一緒に考える時間にもなったのではないでしょうか。
人生の中で経験した良いことも悪いことも、それを今後どのような形で活かしていくかが大切だと私はよく思います。
相談者さんの場合も今後の道筋が通っていることもよくわかりましたので、僭越ながら全うして欲しいと願いつつ、また何時でもご参加頂ければ嬉しいと思います。

●皆さんにとってのストレス解消法などを伺いたいという相談

→ストレスの感じ方や対処法は人それぞれ異なりますが、だからこそ多様な方法を聞けるのは大きな学びになります。

ストレスの根本要因そのものを直ぐに無くすことは難しいかもしれませんが、それをどう調整していくかが大切だと思います。

今回のシェアをきっかけに、参加者一人ひとりが「自分に合ったリフレッシュの仕方」をもう一度見直し、取り入れていけると良いのではないかと感じました。

 

●うつ状態と診断されたが今も現場仕事をしておりメンタル的にもキツいという相談

 

→皆さんと一緒に考え、話をしていく中で根本の原因がハッキリしたため、そのための対処法へと話が進展していきました。

仕事を続ける中で「何が自分を一番苦しめているのか」を明確にする時に、実はその問題の根底が職場そのものではないという話でもありました。

今回のように自助会の中で言葉にしていくことで、少しずつ根本要因の正体が見えてくる場合があります。

その上で「では具体的にどうしたら良いか」という現実的な工夫や行動のアイデアを共有できたのは、とても有意義だったと思います。

万が一の際は私(主催代表)も専門機関に付き添いくらいなら出来ますので、その際は最後の選択肢としてご考慮ください。

 

●誤解をされやすいという話

→見た目や雰囲気で人となりの判断(今回は悪い意味で)をされるので、どうすればいいか?という話も出てきました。

しかしそれは本当に悪い意味なのか?という声も出てきており、物の見方次第では色々な見方があるという声も出てきました。
私が思うに、自己理解を通した応用が大事だと思っており、誤解を「ただのマイナス」として捉えるのではなく自分をどう表現していくかのヒントにすることもできるのではないかと感じます。
不本意な誤解で傷つくことやムカつくことも少なくありませんが、そのときに「なぜそう見られたのか」を考えることで自分の振る舞いや表情、言葉の選び方に新しい視点を得られることもあります。
それは「自分を偽る」ということではなく「本来の自分をどう伝えるか」という工夫につながるのですが、適材適所で無理をしない環境設定も同じくらいに大事だと私は思います。

 

●B型事業所への通所やイベント等を通して対人関係の練習をしている報告

 

→対人コミュニケーションとスポーツ競技は似ているという声があり、共にアウトプットが出来る「練習相手」が居て上達するという共通法則があります。

裏を返せば、共に実践に繋がる練習相手が居なければ、何時までも上達がしにくいということです。
一人で頭の中でイメージトレーニングをしたり、テキストで知識を学んだりすることも大切ですが、実際に人と関わる場に出て初めて気づけることがあります。

相手の反応を受けて戸惑ったり、思った通りに伝わらなかったりする経験は失敗のように見えても一番貴重な生きた経験だと私は思います。

スポーツでも負けるのが怖い、コミュニケーションでも拒絶されたりするのが怖い、でもそれは「次につながる練習の一部」として受け止めることが大事だと思います。

B型事業所やイベントでの経験は「通所」や「参加」にとどまらず、自分の人間関係の筋力を育てる実践の場そのものなんだと思います。

 

●退職をして1か月、毎日やる気がない(うつ状態)という相談

 

→これは自助会の性質上、多くの方が共感するテーマだったと思います。

「休むことに意味がある」という声も出ており、生活のリズムを少しずつ整えたり、散歩や読書のような小さな行動から始めることで次の一歩につながるエネルギーが自然と蓄えられるという声がありました。

それをするための方法としてリワークセンターを活用するのもありだという声も。
今ある自分の状態を否定するのではなく、そういう時期も自然に訪れるものと受け止め、焦らずに過ごすことの大切さを改めて感じました。

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本日は上記の話題が中心となった自助会となりました!

 

今回も多様なテーマを共有し合うことで、それぞれが自分自身を振り返る時間になったと感じます。


これからも安心して本音で語り合える場を大切にしながら、一緒に歩んでいければと思います。

 

参加された皆さんありがとうございました!

2025年09月28日 01:04

札幌メンタル自助交流会vol.89を開催しました!

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89回目となるメンタル自助交流会を札幌エルプラザにて開催しました!

本日は司会(主催代表)含む6名での開催となり、参加者全員が女性という女子会モードになっていました!


●働く時間も休む時間も自分次第なところがあるので自由さと引き換えに自己管理&計画が難しい

→これは「自宅で仕事をする自営業あるある」です。

サラリーマンの一般的なルーティンだと勤務開始時刻に合わせて出社し、基本的には決まった時間まで仕事をして帰る…を繰り返します。
自営業といっても様々な働き方や形式がありますが、今回の参加者さんの場合は自宅で業務委託を請け負っており、自分の裁量次第である程度は仕事の量をコントロールできる形式故に生活管理が難しいという話でした。
またお子様も大きくなって一緒に住んでいないため、今は責任感からも解放されているのも生活にリズムをつける外的な要因が少なくなっています。

その結果どうしても「仕事をしようと思えばいつでもできるし、休もうと思えばいつでも休める」という環境に置かれ、逆に区切りをつけるのが難しくなるということでした。

これは「在宅ワークあるある」でどうしてもダラダラ仕事をしてしまったり、逆に気分が乗らないと手を付けられない、といった波が大きくなりやすいです。

だからこそ自分なりのルールや仕組みを持つことが大事だったり、仕事(やるべきこと)と楽しみな習慣(プライベート)を区切ることでメリハリが付きやすいという声もありました。

大きすぎる責任を背負うのは重圧ですし、かと言って全く責任を背負わない生活も人を堕落させることにもなるのかなと。

そして自営業の仕事とプライベートな娯楽を上手く使い分けることで相乗効果が出てくると良いなというのは私も頭でよくわかっています。

●職場で派遣として働いているが土日祝日出勤や夜勤(月10回程)もどんどん入れらる風潮について

→土日祝日や夜勤など、本来であれば「働き方を選びやすい」という目的で派遣を選んだはずなのに、実際には希望以上にシフトを入れられてしまうのは、もしかしたら「派遣あるある」かもしれません。

しかもその理由の一つが参加者さんが「独身」だからという明確な「選別、区別、差別」がある職場のため、そこに納得が出来ない(ムカつく)というお話でした。
つまり家庭や子育てのある人には配慮がなされ、独身の人には「どうせ自由に動けるでしょ?」とばかりに土日祝や夜勤を押しつけられるということです。

独身であっても自分の生活リズム、健康、趣味、勉学…など自分の守りたいライフスタイルはたくさんあります。

それを完全に最初から無視をして「あなたは独身だから」という理由だけで負担を押し付ける風潮は不公平な「区別」と同時に、本人からすると「差別」的な扱いに感じると思います。

どんなに優しい人でも無意識化での「差別/選別/区別」というのは行われているものですが、今回のような意図的な「差別/選別/区別」というのは社会の理不尽さの典型例だと感じますね。
自由に働くために選んだ派遣という働き方が、逆に不自由さを生んでしまうのは本末転倒です。

ダメなことにはダメという勇気、断りたいことは断る勇気も必要だという声が出ていました。

 

●体調不良故に自分が出先等で迷惑をかけてしまうと思うと行動に踏み切れない悩み

→体調不良があると「出先で具合が悪くなったらどうしよう」「人に迷惑をかけてしまうのではないか」という不安が強くなり、なかなか行動に踏み切れないという参加者の方も少なくないと思います。
ここで話題になったのは万が一に迷惑をかけてしまっても大丈夫な仕組みを持っておくということです。
今回のケースでは持病があるために出先等で万が一に倒れてしまうのではないか?という悩みでしたが、万が一に倒れても処置をしてもらうための準備として「病名や倒れた際の対処法を記したカードを持ち歩く」などの声がありました。

そういった万が一の準備が不安を和らげる材料にもなってくれるのではと思います。

またもっと身近な範囲で言えば他者に全く迷惑をかけて生きていくのは無理なことだから、迷惑をかけてしまった後にどうフォローをするかが大事だという声も。

「迷惑をかけないこと」を目標にするのではなく「迷惑をかけても対応できる自分でいられること」を目標にする。

その発想の転換こそが不安に縛られずに「一歩を踏み出す力=行動力のワンランクアップ」に繋がるのではないかと思います。

●気になる男性が居るけれど、現状のマイステータスに引け目を感じてしまい色々と考え込んでしまう

 

→気になる男性に嫌われたくないという気持ちが根底にある悩みだったと思います。

気になる人に対しては誰しも「良く見られたい」「自分を誇れる状態でいたい」と願うもので、現状のステータスがそのまま自分の価値と重なって見えてしまう面もあります。

もし気になる男性が参加者さんを大切に思ってくれる人であれば、ステータスだけで判断をするのではなく人柄、気持ち、マインドを見てくれるはずです。

「今の自分はダメだ」と考えるよりも「これからどうありたいか」「どんな自分でいたいか」という未来志向で考えることが自信と成果につながり応援もされやすいと思います。

私も過去に婚活業界に携わった経験から、男性に必要なマインドと女性に必要なマインドとでは共通していることはあるものの、決定的に違う要素を多々目撃してきました。

ですので、男女で求められるポイントの違いを理解しつつ自分の強みをどう活かすかを意識することが大切だと思います。
もっと生々しい話をしたいところですが、それはまた機会があればお願いいたします。

 

●現実と理想のギャップの生活、人生、自分に対して葛藤がある話

 

→これは参加者同士でも共感の高い話だったと思います。
理想の生活、なりたい自分像はあるのに、実際の生活はそこからかけ離れているように感じてしまう。

その差が大きいほど「自分はまだまだだ」「このままでいいのか」と葛藤に悩んでいる方は少なくないのかなと感じました。
私もこのタイプですが、理想があるから現状に問題意識と課題をもって成長できますし努力が出来ると思います(相談者さんも各種資格を取得しました)

ですので葛藤そのものは前進するための原動力にもなるので決して悪いことではないはずです。
しかしあまりにも理想と現実のギャップが離れすぎていると自分を責める材料にもなりかねません。
ここで大事なのはスモールステップを踏んで「出来た自分」を認めて進んでいくことかなと思います。
ギャップに少なからず悩む人というのは例外なく自分と向き合っているという証拠ですので深みや成長が必ずあると思います。

 

 

本日は上記の話題が中心となった自助会となりました!

 

皆さんのお話から「悩みは違えど誰もが同じように葛藤を抱えている」という安心感と学びがあったと思います!


小さな一歩を積み重ね、自分を認めていく過程が自分の望む方向の結果となり形になっていくのかなと考えさせられました!

 

参加された皆さんありがとうございました!

2025年09月20日 01:27

札幌メンタル自助交流会vol.88を開催しました!

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本日の参加者は9名(司会含む)の参加。初参加の方は1名でした。
本日20回目のファシリテーターを務めさせて頂きました。「ともこ」です。
 
本日のメンタル自助会は職場の人間関係や労働、メンタルについて話題になりました。
1)労働の悩みについて
①B型事業所で勤務しているが一般就労も検討している。一般就労勤務の場合、労働や病気との付き合い方を知りたい。
②契約内容と実際の業務内容が異なり、理不尽な対応だったので退職代行を利用経験あり。同じ理不尽な経験があればお話を聞きたい。
③女性の職場での人間関係の悩み。

2)メンタルについて
⓵モチベーションを上げる方法を知りたい。
②言えない悩み事があり数か月まともに睡眠をとることが出来ない。

1)~2)が話題となりました。

1)について意見や体験談
①・メンタル疾患で話していないが、夜勤など人とあまり接しない仕事につくことで気持ちが落ち着いた。
 ・組織で働いているので例え病状で休んでも気にせず他の人に任せてもいい。
 ・最初からテキパキ動こうとせず出来ることからやってみる。
②・退職代行を利用することは悪いことではない。
 ・派遣の仕事が合わず契約終了前に辞めたことがあり。
 ・とにかく無理をしない。
③・女性グルーブのリーダーを把握し当たり触らず関わるようにする。
 ・挨拶を必ずし言葉遣いを丁寧にする。


2)について意見や体験談
 ①・期限を決めて行動する。
  ・背中を押してもらう
  ・苦手なことにチャレンジしてスキルUPを目指す
  ・資格試験にチャレンジする。
  ・憧れの人を見つける。
 ②・心身を休ませることを優先させる。
  ・メンタルクリニックに受診し薬物療法する。
  ・カウンセリングを受ける。


又3)と4)については体験談を話してくれました
 3)統合失調症で現在は治療中。今は病状も安定しており就労支援で働いている。やりたいことを具体的に書きできることをやっている。
 4)うつ病で先月からで休職中。仕事決まるまで気分転換し自分のペースで生活している。
 3.4)についてはご自身の悩みの体験談を語ってくれました。


生活する上で働く悩みは後が立ちません。私自身、看護師として勤務する中で人間関係や残業、パワハラや短期離職などの悩みが沢山悩みを抱えてきました。今回の自助会では「無理をしない」「自分に合った働き方働き方を知る」ことの大切さを学びました。
職場の人間関係についても女性の職場の悩みについて共感を得るものばかりでした。
今回の自助会で学んだことは「環境の中でどう上手に付き合っていくことの大切さ」を学ぶことが出来ました。

私自身ですがファシリテーター20回目を迎えることが出来ました。
ここまで継続して出来たのも参加者の皆さまと主催代表、同じファシリテーターのうちうみさんの支えがあったからです。
不慣れなこともありましたがファシリテーターを継続することで心身ともに成長出来ている事に実感を得ています。
これから成長できるようにファシリテーターを続けて参りますのでよろしくお願いします。
 
最近は朝晩寒くなっているので体調管理には気をつけてお過ごしください。
本日は天候が悪い中、自助会に参加して頂きありがとうございました。
2025年09月14日 16:13

札幌メンタル自助交流会vol.87を開催しました!

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87回目となるメンタル交流会(自助会)を札幌エルプラザにて開催しました!

本日は司会(主催代表)を含む9名での開催となり、初めての方&久しぶりの方も多数ご参加いただきました!

【双極性障害っぽいと知人に言われたこと】

 

→実は私(代表)も最近「自分が本当に大丈夫なのか?」と自分の状況判断に対して思うことがありました。
自分の一時的な感情とか本当に後先を考えてこれで良いんだろうか?と何度も自分に問い詰めましたが結果としては良かった判断だったのではないかな?と今は思っています。
何故ならそこに自分の“納得”を発見出来たからで、例えその時の感情が不安定だったり自信がなくても「あの時の状況判断は自分なりのベストだった」と自然と納得が出来たなら今の自分が少し安心できます。
そこから思うに日頃の生活からシッカリと自分の足元を見つめて地に足を付けた生活を送ることの大切さと、物事の成否も大切だけれど、それと同じくらいに自分が納得できるかどうかが大事だなと。
例えば真剣勝負でも勝っても内容に納得できなかったらシックリきませんし、負けても内容に納得できるなら後悔なく受け止められると思います。
自分の心の本当の声を見極めて、たとえ揺れたとしても「自分で選んだことなら納得できる覚悟」を持つ勇気は時に必要だなと思いました。私たちは大人なのだから。


 

【向いていないと思ったので転職しようかなという悩み】
 

→職場の中で精神的に追い込まれたり嫌でしょうがない問題等がある場合は考え物ですが「向いていない」という感覚のみで早急に決断をするのは少しもったいないのではと思います。
新しい環境での最初の数か月というのは誰でも不安や緊張がありますし、その状況の中でどれだけ努力や工夫(適応する努力、会社との相談や話し合い等)が出来るかも大事だと思います。
私も週1回ですがスポーツ教室の参加者に対して身体動作等を教えるライフワークが今年から出来ましたが、参加者さんの性質も本当にそれぞれなので教え方はもちろん教える順番等もメチャクチャ意識しています。
例えば「最初の飲み込みは少し遅れるけれど、この段階になってからこそ一気に伸びてくるタイプ」という参加者も確実に存在しています。

だから、一気に伸びてくる段階の前に練習自体を嫌いにさせないように熱心かつ楽しく教えて、練習を好きになってもらうことというのもメチャクチャ意識しています。
だから「今は向いてないかも」と感じるその時期にこそ本当は自分の伸びしろを育てるチャンスでもあると思います。
短期間で焦らず腐らず少しだけ粘ってみる…その先に思いがけない景色が広がっていることもあるかもしれませんし、無いかもしれませんしが、それは自分にはわかりにくいことだと思います。

石の上にも3年とまでは言いませんが、1年ないし半年間位を目標にあの手この手の努力と工夫をして粘ってみることも次に繋がるのではないかと思います。


 

【普通を演じなければいけない未来の不安】
 

→「普通であらねばならない」というプレッシャーや不安を抱えてる方の参加者層は当自助会でも大変多いのではと感じています。
私も昔、婚活業界に携わっていた経験があったのでわかるのですが、よくあるのが「どういう人が良いのですか?」という問いに「普通の人が良い!」というやりとりが本当によくあります。
実はその「普通」という言葉は便利なようでいて、とても曖昧で人によって基準が結構違っていたりします。

そんな婚活業界の中にも、やはり“売れ線”というのは確実に存在していて、例えばですが「見た目、雰囲気、ステータス、話し方から話の内容まで」もが細かく厳しく吟味されています。

社会の中でも、その“曖昧な普通”に自分を無理やり合わせてしまう場面が少なくありません。
そこで大事になるのは自分が所属する環境(主に職場、職業選択)と共通した一定レベルの社会性なんだと思います。
私はよく思います、47都道府県ある内の北海道札幌市に住んでいて、でも本当は自分がもっと幸せになれる相性が合う地域が同じ国内にもあるんだろうな、と。
同じ札幌市内の中だけでも自分が身を置くエリアによって幸福度は多少は左右されるんだろうな、と。それくらい身を置く環境って大事だと思うんです。

素に近い、必要以上に無理をしなくても良い社会環境に恵まれることも大事ですし、そのために素の自分の標準レベル(ここでいう社会性)を上げることも必須だと思います。

「自分にとっての快適さ」や「無理のない暮らし方」も大切にできる社会や人間関係が増えていくことも幸せの形なのかなとも自助会が終わって考えました。

私も無理せず自然体でいられる場所を、これからも少しずつ探していきたいし、時に作っていきたいとも思いました。


 

【復職することへの不安&家族には本音を言えるが他者には中々言えない】
 

→私も過去に10か月ほど仕事が出来なくなってしまって、そんな時に思ったことは「また過去の働いていた時の自分に戻れるのか??」という不安でした。

そして戻れるものなら戻ってみたいと心から思いました。

結論から言えば色々な過程を通して戻ることが出来たのですが、その経験を通してわかったことは「今ある環境は決して当たり前ではない」ということです。
だから今は仕事が少し面倒くさかったりしたときは「自分がやりたい仕事が出来る喜びと感謝」を思い出すようにして今を頑張らなきゃいけないということです。
そして何より当時の自分が抱えていた不安や葛藤があったからこそ、今の「働ける日常」がどれだけ尊くてありがたいものかを実感できます。
また、家族には本音を話せても他者に対してはどこか壁を作ってしまう、、、でもそれは自分を守るための無意識の境界線でもあるのかもしれません。
こればかりは縁なのかもしれませんが、少しずつでも「安心して話せる人」が増えていけばいいなと思いますし、私もそんな人が100人くらい欲しいです。


 

【うつ病の原因は自分の“もっとがんばらなきゃと追い込む性格”という自己分析】
 

→もっと頑張りたい、頑張らなきゃいけない、まだ足りない、もっと納得したい…というのは良いか悪いか私もよく思う感情なので共感しました。
どうしたらもっと気合が入るのか?どうしたら自分の限界を突破できるのか?自分一人だけでの限界突破目標に対する限界を感じることもあるので、最近では自分を追い込むために護摩行や滝行を体験出来るところを調べていたところです。
でも、そうやって自分を追い込むだけでは結局どこかで心も体もついていかなくなってしまうのも頭ではわかっています。
どこまでが“向上心”で、どこからが“自分を壊す頑張り”なのか…その境界線がとても曖昧で見えにくいから自分でも気づかないうちに自覚以上の無理をしてしまうこともあるのかなと思いました。
自分を鼓舞するために何かに挑戦(護摩行や滝行)するのも良いけれど、それと同じくらい何もしないで休む勇気や程よく力を抜くバランス感覚も自分を守る上で必要なんだろうなとも何となく頭ではわかります。

やはり自分のキャパというものが存在するので、時に上手く休むことや力を抜くことも大事なのだと、そんなことを思いました。


【一般就労を考え出したのでオープンまたはクローズでのメリットデメリットを知りたい】

→一般就労において「オープン(障害を開示する)」か「クローズ(開示しない)」かは会でも定期的に出てくる話題あるあるです。
今回出てきた意見共有の中には「まずオープン(開示する)で働いてみてからクローズ(開示しない)」に移行してみるのも一つの手だという声もありました。
自分がどんな働き方を望むのか、どんな職場環境であれば安心できるのかをじっくり考えて納得する選択をすることが大切だと感じました。
オープンにしろクローズにしろ想像や情報収集だけではなく“実際に行ってみないとわからない”ことも多数あるとも思います。

ぜひぜひ、オープン就労経験やクローズ就労経験の身を持って感じた当事者の体験談というのも会としてもたくさん欲しいところです。

 





本日の自助会が終わった後、真っすぐ家には帰らず暫くドライブをして、牛丼を食べて、それから帰ってレポを書いたらすっかり遅くなりました。

 

とても考えさせられる内容の濃い自助会でしたので、それを振り返りながら、その内容の少しだけでも具現的に会と自分自身に対して応用して活かしたいと思った本日の自助会でした。

真面目過ぎるくらい真面目で濃厚な時間だったと思いますが、私も気合を入れ直す良い時間になりましたので、ここからまた一緒に頑張っていきましょう!

 

参加された皆さん、本日はどうもありがとうございました。

2025年08月31日 03:20

札幌メンタル自助交流会vol.86を開催しました!

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令和7年8月24日の参加者は14名(司会を含む。)、初参加の方は3名でした。

12回目のファシリテーターを務めさせていただきました、「うちうみ」です。

(1)体調がよろしくないときも、体調がよくなってきたときも、どちらも強烈な不安に見舞われる。

例えば、「この不調はいつ過ぎ去るのだろうか」とか、「復職したら、職場の人にどんな表情で、何と伝えればいいのだろうか」とか。いずれも、1人じゃどうにも解決し難い。

そんなとき、身近な解決法が、安心して話せる場で、話してみることなのだと思います。

自分を表現してみることによって、エネルギーが生じるので、身も心も温まります。

そして、安心して話せる場では、必ずプラス方向のフィードバックが得られます。交流を通じて、暖かな空気に触れることは、次第に生きる力の回復にも繋がってくるでしょう。

(2)マニュアルの役割は大きい。

Eラーニングでレシピを教えてくれて、それ通り作れば、お客様に食事を提供できるというような仕組みになっている所もあるらしいです。

マニュアルの最大の魅力は、今まで積み重ねられてきたノウハウを視覚的に捉えることができるとともに、この先の道標となることだと思います。

(3)障がいによる痛みや苦しみを経験してきた人こそ、利用者の気持ちが誰よりも分かると思うし、是非とも、社会福祉に携わってほしい。

まさに、これに尽きます。

福祉系の事業所のスタッフさんにとって一番やりがいを感じるときって、「自分が支援してきた利用者さんが、ある日、“私も生活支援員になってみたいんです”って、そう言ってくれるようになったとき」ではないでしょうか。

(4)仕事を長続きさせるコツも、AIが教えてくれる。

(仕事を長続きさせるコツへの返答)「いいテーマですね。札幌の季節の移ろいのように、仕事も波がありますよね。長続きさせるには、単なる我慢ではなく、自分の特性や環境との調和が大切です。」(Copilotより)

仕事の波を札幌の季節の移ろいで例えるところが、とっても上手いですよね。後半の記述も、しっかりと論点を捉えていて、素晴らしいです。

(5)マンションの消防設備点検も、そのうちデジタル化してほしい。

消防法で定められた義務らしく、致し方ないのが現状です。

(6)仕事を辞めかけていた(或いは仕事を休んでいた)同僚が、職場に復帰してくれたとき。

私も最近、これと似たような体験があり、仲が良かったので、すっごく嬉しかったです。

一つの仕事のやりがいになりました。

こういうときって、力を分けてもらった感じがしますよね。

(7)緊張場面がニガテ。

めちゃくちゃ分かります。

緊張を和らげる方法は、イメージトレーニングを重ねて、準備万端にすることと、あとは、やはり「慣れ」だと思います。

(8)ボイスメモを活用した勉強法がある。

学習する内容を録音して、再生して聞くことによって、覚えるというもの。確かに、アウトプットもインプットも同時にできていて、非常に効率的だと思います。

(9)対人場面がニガテ。

めっちゃくちゃ分かります。

これをどうにかする方法は、敢えて人前に立って何かをしてみるだとか、“多少失敗してもいいや”と開き直ってみるだとか、その辺りだと思います。

ほんの一例ですが、ファシリテーターをやってみる・・・だとか。

(10)子どもが友達と遊びに行かなくなると、心配になる。

自我が芽生えてくると、次第にそのような感じになってくるような気がいたします。

私も最近、このことはとても気になっていて、最近の子どもって、休みの日はあんまり友達と遊んだりしないっていう方が、多いような気がするんですよ。

「家でゲームしてます」とか、「部活(や習い事)してます」とか

(11)日サロでも熱中症になることがある。

めまいや立ちくらみ、頭痛がしたときは、要注意です。こまめな水分補給が大事です。

(12)不安との向き合い方は難しい。

NBAプレーヤーも、やはり結果が求められるので、物凄いプレッシャーなのだと思います。

憧れの選手がどんな不安を抱えているか推定してみたり、不安に思うことを人と話してみたり、不安を身体を動かすことなど別のことに置き換えてみたりすることによって、解消される部分は大きいと思います。

もしかすると、世の中に不安というものが無ければ、自助グループという存在自体も、無かったのかもしれないですね。

(13)去年の自分を10分の10(100%)としたとき、今年の自分は10分の何(何%)?

これは命題です。

今年の自分が150%だとすれば、去年よりも躍動している一方で、飛ばし過ぎに注意が必要です。

一方、今年の自分が50%だとすれば、去年ほど躍動はしていないものの、力を蓄えるための一年でもあるのかなと思います。

でも、私の場合だとやはり、自己ベストは絶えず更新していたいですね。更新できていないときの葛藤は、非常に大きいと思います。

(14)頑張った自分への2つのご褒美。

①北海道の三大回転寿司へ行く:サーモンが人気!えんがわもオススメ

②ASMRを聴く:作業音や咀嚼音はASMRの鉄板だが、果たして、イケボ・カワボ配信(声カテ)はASMRなのか?

-要点は以上です。-

ということで、私の不手際により、自助会の終了予定時刻を、昨年末に50分オーバーして以来、

なんと、“60分”もオーバーしてしまい、この回を終えることとなりました。本当に、すみませんでした。

そして、参加者全員が終了まで残ってくれて、交流っていう、その時にしかない、特別な雰囲気を作ってくださって、本当にありがとうございました。

私自身すごく楽しかったですし、ファシリテーターとしての大きな「やりがい」を感じました。

ファシリテーターをやってみることの最大の魅力は、自分を表現できることだけじゃなくて、参加者さんの声が、直接、自分に伝わってくることだと思います。

私が参加者だった頃は、他の参加者さんの声が、司会者さんを通じて、自分に伝わってきていたような気がします。やや間接的です。

でも、いざ、私がファシリテーターをやってみると、参加者さんの声が、言葉だけじゃなくて、趣(おもむき)までもが伝わってくるイメージで、「その話、めっちゃ分かる!」という体験が非常に多くなりました。非常に直接的です。

この、参加者さんの声が直接伝わってくるような感じは、是非とも1人でも多くの方に体験してみてほしいです。

“自分でもできるんだ”っていう自己肯定感も育まれますし、自助効果は大きいですよ!

ということで、2年目は、安心して話せる場を作るとともに、参加者さんのやる気を応援するような、ファシリテーターを目指して行きたいなと思います。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。では👋
2025年08月28日 16:02

札幌メンタル自助交流会vol.85を開催しました!

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本日の参加者は11名(司会含む)の参加。初参加の方は2名でした。
本日19回目のファシリテーターを務めさせて頂きました。「ともこ」です。
 
本日のメンタル自助会は薬物療法や医療や福祉、職場と生活に関することについて話題になりました。
1)薬物療法について
①通院中の処方薬を怠薬してしまう。通院を忘れるくらい通院の必要性を感じない。
②副作用(過鎮静や錐体外路症状等)に悩まされた。

2)職場について
①職場の人間関係で威圧的が対応する職員がいて対応に悩んでいる。
②B型作業所の労働時間を増やしたいが、増やすと気持ちの疲れが出てしまい労働時間を増やすか迷っている。

3)病状について
①突然フラッシュバックが出現し壁や机をたたいてしまう。

1)~3)が話題となりました。

1)について意見や体験談
・主治医や看護師、病院のことを信用しており内服を継続できている。薬が合わなかったら処方変更する等すぐに対応してくれた。
・主治医を変えたら自分に合う薬を処方してくれた。処方薬を減薬中だか活動できるようになり、人との交流や趣味を楽しむことが出来た。
・主治医変更したら副作用が落ち着いた。
・主治医と相談しライフワークに合わせて処方薬を用量、用法を相談し自己調整しながら内服することによりQOLを維持することが出来ている。

2)について意見や体験談
 ・仕事の価値観は個々に異なるので深く考えないようにする。
 ・上司に相談して情報を共有する。
 ・疲労を感じたら趣味等で気分転換をする。
 ・労働時間を増やしてみて難しい場合は無理をしない。

3)についての意見や体験談
・フラッシュバック出現したら場所や環境を変えてみる。
・感情コントロールが難しい場合は医師に相談してみる。


又4)と5)については体験談を話してくれました
4)異性に対するトラウマがあり。異性のソーシャルワーカーとの関わりで悩んだか、同性のソーシャルワーカー変更してから支援に繋がることができている。

5)・休職中で仕事決まるまで気分転換している。
   ・仕事復帰は未定。現在は内服治療しながら自助会に参加し自分のペースで生活している。
 4)5)についてはご自身の悩みの体験談を語ってくれました。

今回の自助会は医療やソーシャル支援について話題になりました。医療に関しては病院、主治医、薬物療法に関する悩みが相談がありました。

特に薬物療法に関しては内服薬の継続の難しさや副作用に辛さなどを話が話題になりました。「主治医を変えたらよくなった」「用法、用量を変えたら内服薬を継続することができた」などの成功体験を聞くことが出来ました。

その中で感じたことは「医療従事者との信頼関係が治療の継続に繋がること」を実感しました。

ソーシャル支援に関しては「作業所通所の悩み」や「ケースワーカ―との関わり」の難しさなどの学びがありました。

私自身も臨床現場で勤務しているのでクライアントの診る視点が広がった内容の自助会でした。
また来年も精神保健福祉士国家試験を控えており、資格試験合格を目指すだけでなく、今までの経験を活かせるような医療従事者になろうと思うようになりました。 

その他「前回の自助会のアドバイスを頂いたらよい方向に活かすことができた」などの声を頂きました。
「来てよかった」「学ぶことができた」と思えるような自助会を目指して参りたいと思います。

最近は涼しくなりましたが、体調管理には気をつけてお過ごしください。
本日はありがとうございました。
2025年08月10日 20:33

札幌メンタル自助交流会vol.84を開催しました!

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84回目となるメンタル交流会(自助会)を札幌エルプラザにて開催しました!

本日は司会(主催代表)含む9名での開催となり、初めての方にも多数ご参加いただきました!

<本日のキーワード>
・現在は2次面接の結果待ちだが、いざ働くことになると思うと不安になってしまうこと(過去のトラウマなど影響)
・現在は仕事のブランクがあるためB型就労、就労支援の利用を考えていること
・相手の話が直ぐに頭に入ってこない、理解をするのに時間がかかること
・仕事が嫌だったけどそれだけではなかったこと、生活全般含め能動的になることがない
・休職期間が過ぎるため新しい仕事をするか無職になっていくか
・他者とのコミュニケーションについて困っている話(相手の境界線について)
・今の生活がマンネリで暇疲れしてしまう、しかし新しい一歩を踏み込む勇気や具体的な踏み込み先はない
・今のB型事業所での作業が単調すぎて退屈
・仕事に就いたとしても人間関係の構築で不安があるため直ぐには動き出せない
・挨拶をしてこない人がムカつくというエピソード
・長年悩んでいたことが解決してきたという体験談と報告

日常における具体的な悩みから、人生の本質・幸せの本質に繋がっていくマインドセットの問題まで、たくさんの声が本日も出てきました!

「自分をどう動かしていくか」「過去の体験をどう乗り越えていくか」といった、人生の歩み方そのものに関わる問いが静かに共有されたという印象でした!

今後も参加者ひとりひとりが自分のペースで過ごして向き合える場をつくっていけたらと思います。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。
2025年08月02日 21:26

【勉強会】札幌メンタル自助交流会vol.83を開催しました!

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本日は83回目の札幌メンタル自助交流会としてメンタル勉強会を札幌エルプラザにて開催しました!

83回目となる会ですがメンタル勉強会という企画としては2回目の試みとなりました!

(前回:札幌メンタル自助交流会vol.70【勉強会】)
 

そんな今回のテーマは「自己理解から始める、帝王学的・人生攻略術」です。
 

最終的に15名(主催者含む)の方にご参加いただき、勉強会終了後の二次会には11名、三次会には9名が参加されるなど、これまで以上に深いつながりが生まれた時間となりました!

今回もですが「帝王学って何だろう?」と興味を持って初めて参加された方も多く最初から最後まで真剣に聞き入ってくださる方ばかりでした。

「帝王」という言葉が強烈なためか「帝王=他人を支配するイメージ」を持たれがちですが、今回の学びの本質はむしろ逆で「自分を支配する力=自己統治(セルフガバナンス)」に焦点を当て、そこから生活や人生、自分自身を整えていくという内容です!

 

後半のワーク&シェアタイムでは楽しさと真面目さが同居したような温かい空気の中で皆さんそれぞれが自分の内面に向き合う時間となりました!

 

「帝王学」というと聞き慣れない言葉かもしれませんが、本来は政治や組織、リーダーシップの文脈で語られてきた自己統治(セルフガバナンス)の哲学です。

 

この勉強会では、それを個人の成長や日常生活に活かすために現代心理学と掛け合わせ「心理学 × 帝王学」シリーズとしてわかりやすく体系化することを目指しています!

 

そして今回は自己認識を深めるためのSWOT分析を個の状況を可視化するために取り入れ「気づき」と「具体的な行動」へとつながる方向を目指したわけです!

 

このSWOT分析は元来なら会社事業の分析をするためのツールですが、某スポーツチームが選手の能力を分析するために応用したことからヒントを得て、今回の勉強会で実践してみました!
 

そして前回の勉強会では「時間が足りなかった」「もっと話を深めたかった」という声を活かし今回は120分枠での開催としました!

結果としてちょうどよい時間配分となり皆さんにゆっくりとワークに取り組んでいただくこともできたと思います!

 

参加された皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

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主催代表のチラ裏

 

今回のテーマである「自己理解×自己統治」ですが、やはりベースは私自身が感じてきた経験をテキストにしたものです。

ただ今回は自分自身の体を張った体験談は前面に出さず、中立的かつ誰にでもフィットするような内容を目指しました。

 

そして今日一番思うのは「自分の根性を確認出来たこと」です。


「根性」という言葉が好きなわけではないのですが、、、やっぱり必要な要素なんだなと感じるものがありました。
 

自分が参加者の立場だったら絶対に今日は体調不良を理由に参加しませんでしたが、本日の主催者という立場なので「根性」で主催を成立させたからです。

 

「心理学(自己理解)と帝王学(自己統治)」をテーマに掲げておいて、その主催者が体調不良による自己崩壊で倒れていたら話にならないと思って、会を成立するために自分の発揮できる本当の全てを発揮したつもりです。

ああこれで安心して寝れるというやり切った安心感、この状況下の中でベストを尽くして納得することができたこと、自分にまだ「根性」というものがあると確認できたことに本日の手ごたえを感じています。

人間やっぱり最後に必要になるのはこの“根っこの力”なのかもしれないとも思いました。

まずはしっかりと体を休めてダメージを抜き、今日を乗り切った自分を振り返りながら“帝王学を語るにふさわしい人間”として、もう一度精進していきたい。


そんな気持ちを心から抱けた一日でした。

頑張ります。

2025年07月27日 02:24

札幌メンタル自助交流会vol.82を開催しました!

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本日の参加者は7名(初参加の方および司会を含む)。

本日11回目のファシリテーターを務めさせていただきました。「うちうみ」です。

(1)スマホでのスケジュール管理について

【お題】私は普段、スケジュール管理のためにカレンダーアプリを使っているのですが、事前に入力した予定が、当日になると「これは仕事の予定なのか、それともプライベートの予定なのか」など、予定の区分が一見してよく分からないということがあります。カレンダーアプリに入力している予定の区分が一見して分かるようにするには、どうすればよいでしょうか。

これ、めっちゃ分かります。

例えば、2025年8月1日の朝に以下の予定の通知が来たとします。

「2025年8月1日 18:00 焼き肉」

この内容でも大筋分かるとは思うのですが、よくよく考えると、2つ引っかかる所があります。

①誰と焼肉?

友達なら多少遅れて到着してもいいのですが、職場関係なら遅れたら気まずいです。遅れて到着した場合の気まずさの度合いが分からないというパターンです。

②どこで焼肉?

焼き肉店でしょうか。それともバーベキューでしょうか。屋内外すら分からないというパターンです。

≪カレンダーアプリに入力している予定の区分が一見して分かるようにするための工夫として挙げられたもの≫
・複数のカレンダーアプリを使い分ける
・タグやグループの機能を使う
・予定の区分ごとに文字の色を変える
・予定の区分ごとに関連した絵文字を使う
・カレンダーとメモを併用する
・予定を職場のグループウェアに同期する

なお、iPhoneの場合だと「リマインダー」というアプリがあり、それを使いこなすと便利だという話を聞いたことがあります。私は、iPhoneの「タイマー」にある「ラベル」という部分に「お風呂のお湯の様子を見に行く」など、スケジュール名を入力して、リマインダー代わりに使うことがあります。

(2)職場環境と休職について

職場環境には大きく分けて人間関係、待遇および物理的環境の3つがあります。しかし、一言に「職場環境」というと、それは主に「人間関係」のことを指すのではないでしょうか。その理由は、待遇および物理的環境が好ましくない職場は、だいたい人間関係も好ましくないのではないかと推測されるからです。

ここで分かるのは、「人間関係、待遇および物理的環境を判定する基準は、あくまで自分自身にあること」「職場環境に対する寄与が最も大きい要素は、人間関係であると推測されること」の2つになります。

【箇条書き】職場環境を左右する要素
・人間関係:依怙贔屓、無視、陰口、派閥
・待遇:評価や報酬の不公平、長時間労働
・物理的環境:空調や安全の不備、騒音等

何らかの理由で休職しているという方は、決して少なくはないです。なので、そういった休職中の方々も、もし気が向きましたら、当会の交流会に来てみてほしいなと思っています。

(3)外出の機会について

休日などで外出をしてみると、思ったよりも色々なことに出くわすものです。

例えば、日本語またはそれ以外の言語で道を聞かれたり。

私は、ある日、大通公園の4丁目付近で海外の人とみられる方に、「How to go to YOxxBASHI CAMERA?」みたいなことを聞かれたことがあって、"駅前通りを北進して、札幌駅前を左折して、その後間もなく右折して、高架下を進む"という流れを表現できる気がしなかったので、何も答えなかったのを覚えています。

それから、道端で貴重品など、ヤバい落とし物を見つけたり。

このことをお話ししてくれた参加者さんは、きちんと、そのヤバい落とし物を落とし物センターに届けたみたいです。これは、私も見習うべきだと思いました。私だったら多分、外出先で道端に貴重品など、ヤバい落とし物を見つけたときは、見なかった振りをして、通り過ぎると思うので。

(4)パソコンスキルについて

最近の就活で求められるスキルの筆頭となっているのが、パソコンスキルです。面接でこのパソコンスキルを説明するのは、とても難しいです。

なので、その証明になるものの一つが資格です。例えば、MOS(モス)とは、Microsoft Office Specialistの略で、Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品の操作スキルを証明する国際資格です。

そのほか、1分あたりだいたい何文字を打つことができるかというタイピングの速さや、Excelでどのようなデータを取り扱ったかという部分も重要です。

これらの情報を履歴書の資格欄、或いは職務経歴書に記載すると、パソコンスキルの説明はほぼバッチリだと思います。また、最近はWeb会議が主流となりつつあるので、Web会議のソフトの使い方が分かると尚良です。

(5)処方薬とその副作用について

診療科によるかもしれませんが、ある症状に対してどのような処方箋を出すかは、年代や知識の更新の有無などによって、医師一人ひとりで異なるようです。そういえば、昔の天気予報も、コンピューターの計算による予測(数値予報)がなかったので、予報官の長年の経験と勘によって行われていたのだとか。

しかし処方薬の場合、その副作用も決して無視できるものではなく、中には、四肢のムズムズ感や振戦、数日に及ぶ強い眠気などがあります。

≪医師により副作用のキツい処方薬の処方が続く場合≫
・セカンドオピニオンを受ける
・いっそのこと、先生を変える

(6)色々な働き方について

【箇条書き】色々な働き方
・正規社員:無期で働けるが、社畜の側面あり
・派遣社員:柔軟に働けるが、決断を迫られる
・フリーランス:自分でキャリア設定ができる

正規社員で働く場合は、職場の理念や雰囲気が自分に合っていた方がいいと思います。また、辞めていく社員が多い割に、入ってくる社員が少ないという現象がみられる場合は、注意が必要です。

派遣社員の中でも、一般派遣の場合と、紹介予定派遣の場合で考え方が分かれるようです。特に紹介予定派遣の場合は「紹介料」が存在するため、派遣会社が派遣労働者に対し、派遣先への就職を勧めるということが想定されます。

フリーランスの場合は、参加者さんより「仮にその月の収入が途絶えた場合、メンタルヘルスへの影響が非常に大きい」という証言があり、収入面で相対的な不安定さがみられます。

いずれにしましても、メリットに比べて、デメリットの方が目立ってしまうという側面があります。なので、メリットが大きいものを選ぶというよりは、(自分の中で)デメリットが小さいものを選ぶという、苦渋の選択になりそうです。

(7)働くモチベーションについて

私が部署Aに入ったときに、上司が言っていた言葉が、印象的でした。

上司「仕事って、なんでこんなにつまらないんだろうね」

これを踏まえて、私のことについて考えてみました。

私の場合、バスの運転だとか、福祉系事業所の利用者の方々との関わりだとか、楽しい仕事に限ってなぜか長く続いておらず、事務的な仕事だとか、つまらない仕事に限ってなぜか長く続いているということに気が付きました。

なので、長続きという意味においては、仕事はつまらない方がいいのかもしれません。

また、仕事以外のことでモチベーションを発見すると、結果的に、それが仕事のモチベーションに結び付くということがあります。

「仕事はダルいが、明日の仕事が終われば連休で、青ヶ島に旅に行ける!だから、明日の仕事は頑張ろう」

このようなことは、心理学であったような気がします。直接関係はないけれど、結果的に動機づけになるというものでして、確か「外発的動機づけ」といいます。

(8)頑張ろうという気持ちになれないことについて

これは多分、めちゃくちゃ頑張っている方が悩むことだと思います

例えば、Bさんが、フルマラソンに出場したとします。42.195kmを、数時間かけて完走しました。めちゃくちゃ頑張りました。でも、Bさんは次のように言いました。

「いいタイムが出なかったから、今から、もう一度42.195kmを走らなければならない」

読者の方々は、これに対し、Bさんに何とお声掛けをしますか?

多分、これ以上走るのは無茶だとした上で、頑張りをねぎらったり、休むように言ったりするものだと思います。

なので、頑張ろうという気持ちになれないときは、休んでみるというのも、一つの手なのかもしれません。

(9)職場などでの雑談の難しさについて

ここでは、会話を円滑に進めるための話題作りのキーワードとして使われる言葉をご紹介いたします。なお、これは職場だけでなく、初対面の人との会話などでも使えます。

「木戸に立てかけし衣食住(きどにたてかけしいしょくじゅう)」です。

これは、天気や趣味、ニュース、旅、知人、家庭、健康、仕事、衣食住といった話題にすると、会話が広がりやすいというものです。

【箇条書き】木戸に立てかけし衣食住
・木:気象→天気
・戸:道楽→趣味
・に:ニュース
・立:旅
・て:て→ち→知人
・か:家庭
・け:健康
・し:仕事
・衣
・食
・住

(10)ダイエットについて

ダイエットがしたいというお話は、最近、よく聞くようになりました。もしかすると、ダイエットの需要は高まりつつあるのかもしれません。

ダイエットは、単に、食事量を減らしつつ、運動量を増やすことを意味するものではありません。

例えば、食事量を減らそうと意識すると、夜中に空腹となり、そのときに食事を摂ってしまうという習慣によって、結果的にかえって増量するという太り方も存在するらしく、ダイエットは、引き続き1つの大きな研究テーマとなり得るところがあります。

また、ジャンクフード(カロリーや脂質、糖分を多く含むが、栄養価が低い食品)は、欧米の国でも相対的に安いらしく、安いものを食べようと努めると、肥満となってしまうという現象が起こっているらしいです。

(11)おわりに

この日もマジメに始まり笑いで終われて、私自身、すっごく楽しかったです!

場を盛り上げてくれているのは、やはり参加してくれている方々だと思いますし、その力の大きさもあって、「自分は支えられているなあ」という気持ちにもなりました。

次回は令和7年8月24日(日)、自身3度目となる気象予報士試験を受けた後に、司会を務めさせていただきます。自身初の日曜日開催となります!

是非ご参加ください!では👋
2025年07月19日 22:47

札幌メンタル自助交流会vol.81を開催しました!

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本日の参加者は10名(司会含む)の参加。初参加の方は3名でした。
本日18回目のファシリテーターを務めさせて頂きました。「ともこ」です。
 
本日のメンタル自助会は就労や生活に関することについて話題になりました。
1)休息について
①プライベートで遊ぶことが多くなり休む時間を確保したい。
②今月から就労開始になったが、夕方以降やることが多くなりプライベートの時間の使い方に悩んでしまい、本日参加者のプライベートや就寝時間を知りたい。
 
2)雇用形態について
・障害者雇用について偏見の有無を気にしてしまい、友人に話すことが出来ない。
・現在のB型作業所の就労日数を増やしたいが疲労で就労日数を増やすことが出来ない。
・就職活動する際、病気や障害を抱えていることを伝えてた方がいいか、それとも隠した方がいいのか。
・就職活動する時に年齢は関係あるのか。
 
3)生活について
・生活保護受給について偏見を気にしてしまう。
・なれない土地で生活をしている為、引きこもりになってしまい孤独感を感じてしまう。

1)~3)が話題になりました。

1)について
①やりたいことを抑えて休むことに集中する。
 プライベートを楽しめるように頭を休ませる工夫する。
 ストレッチ(YouTubeでズボラストレッチ参照)で頭を空っぽにする。
 1日なにもしない日を作る。
② 就寝時間は気にせず疲れたらまず休息する。
 次の楽しみを考えて工夫する。
 仕事後、プライベートの過ごし方はサイコロを利用して決めている。

2)について
・状況に応じて障害者であることを伝えたり隠したりしていた。
・就職活動にするにあたって年齢は気にせずチャレンジしてみる。(実際に40代から60代で転職した方もいた)
・作業所の責任者と相談してみる。
・自分の興味や特技の分野を強みとして就職活動にチャレンジしてみる。

3)について
・生活する為の権利である為の制度なので気にしない。
・作業所のスタッフや自助会等に参加し、今の自分の思いを相談する。

以上が話題になりました。

又4)と5)については体験談を話してくれました
4)アディクションについて
親がアルコールとギャンブル依存症で摂食障害を経験。
近日の芸能ニュースに話題になっていることや、「人と関わることが辛い」「これからの人生を普通に生きたい」「一期一会を大切にしていきたい」「病気が抱えながら生き直したい」と体験談を語ってくれました。

私自身、宗教2世の当事者で幼いころから宗教でも話が日常会話になっており「普通の会話」を学ぶ機会がありませんでした。
「普通になりたい」という言葉はとても共感し、私自身も「普通」はこれからの課題だと感じています。

5)うつ病について
・うつ病の他に摂食障害や睡眠障害、ODがあり克服できない。辛くなってしまい、安定剤に頼ってしまう。何もしないときが一番苦しい。病気があることを友人に相談できない。自助会以外は人と話していないことについて、体験談を語ってくれました。
その中でも自助会でご自身の本音を話して頂き、勇気がある行動に感銘を受けました。

今回の自助会は就労についての話題が多く、労働環境の大変さを痛快しました。
仕事や日常生活について中々相談できないことを自助会を通してお話しをすることができました。
悩みや相談したいことだけでなく、自分自身の体験発表を語って頂いた方もいました。
又、「聞くだけ」の方も今回の自助会で色んな学びを得たと思います。

暑い日が続いており、脱水や体調を崩しやすい季節です。
水分や休息を充分にとり体調管理には気をつけてお過ごしください。
本日はありがとうございました。
2025年07月12日 23:05